中々授業が始められない…。それは、○○が原因です!
時折、「全員の用意が間に合わず、授業を時間通りに始められなくて困る」という悩みを聞きます。
5分休みにトイレに行った子が帰ってこなかったり、休み時間の後、教室に帰ってくるのが遅れたりする子がいますよね。
これは、わりとすぐに解決する問題です。
結論は、『全員が揃わなくても、時間になったら授業を始めればいい』です。
一人の子がいないから全員が待つというのは、時間を守って行動している子にとっては迷惑な話です。時間を守っている子を中心に考えましょう。
遅れてきた子には、「遅れてすみません。」を必ず言わせます。その後、なぜ遅れたのか、理由を聞きます。
遅れても仕方がない理由(怪我で保健室に行っていた、委員会の仕事が長引いた など)であった場合は、「大変だったね。」「ご苦労様。」と、一言声をかけてあげましょう。
単純なミスの場合は「気をつけなさい。」と、一言注意しましょう。
これを続けていると、子ども達は、「あ、先生は遅れても待ってくれないんだ。」「不注意で遅れるとマズイ」と気づきます。
休み時間が終わった後、どの子も慌てて帰ってくるようになりますよ♪
終わりに絶対やってはいけないこと
授業の終わりに先生が絶対にやってはいけないことが一つあります。
それは、
授業終了時刻になっても先生が授業を終えない
ことです。
チャイムが鳴っているのに、まだ先生が話していると、子ども達は「もう休み時間なのに!」と不満がたまります。
何より、「普段は時間を守りなさいって言ってるくせに、先生だって守ってないじゃん!」と,先生に対しての不信感が増す要因となります。
ですから、授業が途中であっても、「続きは次の時間にするね。」と言って授業を終わらせ、終了時刻を必ず守るようにしましょう。
私は、いつも1〜2分前には授業を終えるようにしています。
どうしても授業が延びそうなときは、事前に「3分だけ延長するね。」と言ったり、「2分延びちゃったから、休み時間も2分延長していいよ。」と言ったりしましょう。
「時間を守って行動する」という基本的な姿勢を先生は大切にしているんだということを、子ども達に伝わるようにすることが何よりも大切です。
いかがでしたでしょうか?
授業の始めと終わりをパターン化は、規律ある学級経営へと繋がっていきます。
みなさんも、ぜひ実践してみてください!