授業はどのように始め、どのように終わるのが良いのでしょうか?
あまり意識されていないことかもしれませんが、小学校の授業は、年間約1000時間行います。
ある程度、「こう始めて、こう終わる!」と決めておくと、自分の授業スタイルが確立されていくはずです。
今日は、授業の始めと終わりに教師が意識するポイントをご紹介します!
- 授業の始めと終わりの挨拶は必要?
- さぁ、授業開始!先生の一言目は?
- 中々授業が始められない…。それは、○○が原因です!
- 終わりに絶対やってはいけないこと
授業の始めと終わりの挨拶は必要?
日直「これから、1時間目の授業を始めます。」
みんな「はーじーめーます!」
日直「これで、1時間目の授業を終わります。」
みんな「おーわーりーます!」
最近の小学校では、授業の始まりを意識して、多くの学校でこの挨拶が取り入れられています。
この挨拶は必要なのでしょうか?
結論、必要ありません。
理由は、時間がかかるからです。
クラスによっては、静かにならなかったり、全員の姿勢がよくならなかったりすると、日直の子が何回も注意をして挨拶ができず、中々授業が始められない・終えられない、といった光景をよく見かけます。
そこで、授業の開始と終了の合図は先生が出します。
先生が、「じゃあ始めるよ」「今日はここまでね」と知らせれば、挨拶(合図)は数秒で済みます。
さぁ、授業開始!先生の一言目は?
挨拶が終わった後、授業をどう始めると良いでしょう。
「今日は教科書○ページからやります。」
「プリントを配ります。」
こういった言葉かけはよくありません。
なぜなら、子ども達が教科書やスキルを使うことが前提になっていたり、何を用意すればいいのかわからない状態になっていたりするからです。
授業開始の一言目は、まず、『何を用意するのか』、子ども達に明確な指示を出しましょう。
具体的には、
「ノートと筆箱を用意しましょう。」
「今日は教科書だけ使うよ」
「机の上のものは全てしまいましょう。」
などです。
最初の一言は、明確に、そしてなるべく簡潔に、学習用具の指示を出すようにしましょう。