今回は、朝の会の指導についての記事です。
朝の会で、大切にしたい考えは【時間内に、短く終わらせる】ことです。
大抵の場合、学校では、予鈴の時刻と朝の会開始の時刻、1時間目開始の時刻が決まっています。
私の勤務校の場合、8時20分予鈴、25分から朝の会開始、30分から1時間目開始です。つまり、朝の会は5分間しかありません。
朝の会が長くなると、当然授業時間が短くなり、学習進度に影響が出ます。
また、朝の会は一年間毎日するものなので、担任がきちんと時間を守って行わないと、クラスの子ども達は段々と時間にルーズになっていきます。ですから、やはり、【時間内に、短く終わらせる】が基本です。
以下、私のクラスの朝の会のプログラムです。
①日直の合図で全員で挨拶
②健康観察、出欠確認
③検温カードチェック(コロナ以前は無し)
④今日の時間割の確認
⑤先生からのお話←提出物の確認、今日の連絡
これだけでも5分間以上かかるときがあります。
⑤は、なるべく簡潔にしましょう。
「連絡袋を出します。先生に渡すものが入っていないか、確かめましょう。」
「(名簿を見て)○○さん、宿題忘れだね。どうしますか?」
↑前の記事で書いた宿題チェック当番の仕事が、ここで活きてきます。
先生によっては、朝の会に1分間スピーチに取り入れたり、歌を歌ったりするクラスもあります。
取り組み自体はとても素晴らしいと思いますが、1分間スピーチは準備や感想を述べあったりすると5分間ほどかかりますし、歌も1曲2〜3分間かかります。それぞれの授業の時間(スピーチは国語の時間、歌は音楽の時間など)に取り入れたほうがベターでしょう。
時間を意識した朝の会の指導で、1日の学習のリズムが生み出せるはずです。